面倒な山芋のすりおろし・とろろ作りが一気に時短



出汁と一緒に一煮立

 

 

山芋のすりおろし。ここからは発想を転換していきましょう。まず、すったあとに出汁で伸ばすという方法ではなく、出汁と一緒に軽く煮て山芋の粘度を下げてからミキサーにかけてみる方法を試してみてください。結果はきっと満足できると思います。

 

 

その手順ですが、山芋を出汁で一煮立ちさせ、これをハンドミキサーで粉砕します。長芋の場合はすりおろした状態ですぐ使えるのですが、もともと山芋の場合はねばりが多いので、おろしたあとに出汁で伸ばして使うのが常識ですが、出汁で伸ばすという特性を生かせるのが、最初に出汁と一緒に一煮立ちさせることです。これで一気にミキサーで粉砕する方法がお勧めとなるのです。

 

 

山芋は皮をむいて、小さめに切っておいてから、鍋にひたるぐらいの出汁を入れますが、これは市販のめんつゆを、そうめんのつけ汁よりやや薄い程度に伸ばしたものにします。酸化を防ぐために酢も小さじ1入れるのがミソです。

 

 

この状態で一煮立ちさせて、すぐに火を止めます。煮過ぎると風味が変わってしまうので注意してください。沸騰し始めたらすぐ火を止めるぐらいです。粗熱が取れるまで待って、鍋に直接ハンドミキサーを入れて稼動させます。こうしたハンドミキサーの利用が大幅な時短につながるのです。